夏の軽井沢の優雅なひととき
ソニーの経営者であり、またバリトン歌手、指揮者でもあった大賀典雄は2001年11月北京でオーケストラ指揮中に倒れた後に病気療養で過ごした軽井沢町に、2003年、自身の退職慰労金すべてをホール建設のためにささげ、翌2004年に竣工・寄贈したのが、「軽井沢大賀ホール」です。開館以来、恒例となった「春の音楽祭」(ゴールデンウィーク)をはじめ国内外の一流のプレイヤーが、演奏してみたいホールのひとつとして、流石の音響の素晴らしさでよく知られています。
声楽家としての大賀は、1953年芸大卒業のこの年に、N響の定期公演で、バリトンのソリストとしてデビューしており、N響とも浅からぬ縁。このたびは、N響の若手精鋭4人が多忙の中、かけつけてくれることになりました。軽井沢の自然をイメージしながらの「弦楽四重奏の名曲の数々」に酔いしれていただきたいと思います。どうぞ、ご期待ください。
出演 | 降旗貴雄、丹羽洋輔(ヴァイオリン)、御法川雄矢(ヴィオラ)、宮坂拡志(チェロ) |
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曲目 | モーツァルト:ディベルティメント ドヴォルザーク:アメリカ チャイコフスキー:アンダンテカンタービレ ハイドン:「ひばり」より 他 弦楽四重奏の名曲の数々をお届けします。 |
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