94歳の終末期高齢者の朗読とピアノ弾き語りのコラボ
<つぶやき>
この頃、考えています。昔むかし、何万年も前の原始人に音楽はあったのか。生きることに精いっぱいで、音楽なんて生活の中に無かったのか。勿論、譜面も、ピアノも、軽井沢大賀ホールも無い時代です。
現代人から見れば、きわめて幼稚なものだったと思いますが、それなりに音を楽しんでいたのではと考えています。
この会は原始時代の音楽会です。プロの音楽家や音楽に詳しい方から見れば、何を馬鹿なことを、とお叱りをいただくことでしょう。
ご一緒に原始人の音楽を楽しもうという方に、ご来場をお勧めします。
81歳でピアノを習い始めて、10年を記念して、3年前、軽井沢大賀ホールで「下手な横好きピアノリサイタル」をやりました。
その時は、なんと600人近い方が客席を埋めて下さいました。
その後もピアノは練習していますが、この頃耳が、益々聴こえなくなりました。全く聴こえなくなれば、ピアノも出来なくなる。その前にもう一度と、補聴器を付けて、懲りない再演です。これが最後です。
今回は、5年前、軽井沢朗読館が出来て、青木裕子先生から習い始めた朗読をとり入れ、ピアノの弾き語りとのコラボに挑戦してみます。
今回も舞台と客席が一体になり、楽しい集いになりますよう、遊び心を忘れずに、94歳の力を振り絞ってやってみます。どうか、バカな爺さんにお力を貸して下さい。
村岡清一
出演 | 村岡清一(演奏者) 宮尾博子(司会進行)、青木裕子(朗読指導)、岩井澄子(ピアノ指導) |
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曲目 | [朗読] スタインベック:怒りの葡萄より [朗読とピアノ弾き語り] 島崎藤村の詩集より 新井満:千の風になって 自作文:マイウエイ物語 [特別応援朗読] 青木裕子 平家物語 |
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