【入間川】
東国の大名が都より本国に帰る途中、入間川にさしかかります。この地方には入間様(いるまよう)と言って、逆さ言葉を話す風習があります。なまじ大名はこの逆さ言葉を知っていたために、言葉遊びに引っかかってしまいます。
【樋の酒】
主人は太郎冠者に米蔵、次郎冠者に酒蔵の番をするように言いつけて出かけます。次郎冠者が酒を飲み始めるのを知った太郎冠者は、樋(とい)を通してもらい酒にありつきます。飲めや謡えやの酒盛りが始まったところへ主人が帰ってきます。
【吹取】
清水の観世音より月夜に五条の橋で笛を吹けば妻を授かると告げられた男は、笛を吹けないので、知人に吹いてほしいと頼む。知人と共に出かけ、笛を吹いてもらうと、お告げどおり女が現れますが……。
出演 | 石田幸雄、野村万作、野村萬斎 |
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曲目 | 演目の解説:野村萬斎 入間川(いるまがわ):石田幸雄 樋の酒(ひのさけ):野村万作 吹取(ふきとり):野村萬斎 |
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